いよいよ、本番の日になりました。ディサービスセンターの利用者さんの前で、演奏します。
リハーサルなしのぶっつけ本番です。

ドキドキしているのも束の間、始まりました。

最初は、先生と先輩3人で「北国の春」の演奏です。

♪しらかば~あおぞ~ら

美しいオカリナの音色が会場に響き渡りました。

次は、初心者の私たちの「月」の演奏に合わせて、利用者さんが、簡単な振り付けで 手を動かすという企画です。

私は、この曲の
♪ま~るい ま~るい まんまるい のところが 苦手です

イントロが流れて
イチニイノサン
♪でたでた つきが
 ま~るい ま~るい まんま るい・・・

多少、おぼつかないところはありましたが、まわりの人がカバーしてくれました。

利用者さんたちは、とても楽しそうでした。

次は、曲名当てクイズです。

「わかった人は手を上げてくださいね」

先生が ワンフレーズを演奏すると
「はい!荒城の月!」
「正解!」
拍手と歓声が上がりました。

こんな感じで、盛り上がりながら、プログラムは 進んでいきました―

「人形」
「かごめかごめ」
「はと」
「エーデルワイス」

練習した曲を なんとか無事に演奏することができました。

そして、急遽 追加された
「春の小川」

この曲が いちばん うまくいきました。

最後は、演奏者全員で利用者さんお一人お一人と握手をしました。
「ありがとう」と笑顔で声をかけてくれた女性や、涙ぐんでいた男性・・
その姿に、こちらのほうが、胸がいっぱいになりました。

こんなにも、演奏者と聞いてくださる方々が一体となれる機会というのは、そうそうないと思います。

こうして、私の はじめての人前でのオカリナ演奏は、感動いっぱいで幕を閉じました。